神奈子「私の能力がこもったリングよ。身に着けておくときっと役に立つわ」 椛「やったあ!ありがとう神様、何だか強くなった気がします!」 雛「あら、良かったわね」 椛「地下は鬼が居るから本当は行きたくなかったんだけど、これが有れば百人力だよ!」 雛「それじゃあ私も何か出さないとね」 椛「本当!?」 雛「ねえ、こんなのがあるんだけど…どちらがお好みかしら?」 椛「BBBBBB!Bが良いっ!」 雛「ふふ…流石お目が高いわね。はいどうぞ♪」 椛「どれどれ…おおぉっ!ここれれははすすごごいいいいいい!」 雛「どう、お気に召しまして?」 椛「はいっ、大事に使いますっ!」 にとり「おっと、も〜みじすゎあん。私からのプレゼントはもっと凄いぞ〜」 椛「にとりんも何かくれるの!?」 にとり「ふっふっふ、聞いて驚け見て騒げ!じゃぁ〜ん!!」 椛「うわぁ♪、ってコレはなあに?」 にとり「はい、こちら洞窟探検のお供三点セットとなっております」 雛「このキュウリは…非常食かしら?」 にとり「イエ〜ス!それとコチラは通信機、あとこれは使い捨てバリアーね」 雛「まあ!豪華ね」 にとり「さらに今ならなななんと!同じキュウリがもう三本!虫さんもビックリ!」 雛「良かったわねえ」 神奈子「必ず諏訪子を見つけるのよ!」 椛「みんな…ありがとう!」 星「いいなあ…羨ましいっ!!」 一輪「さて、私たちは一旦船に戻りましょうか?」 白蓮「そうねえ…」 星「私も餞別が欲しいです…こうなったら…!」 一輪「…!?」 白蓮「………」 星「ちょっとズルイけど、これで二人からとっておきのお宝アイテムが集まるはずです…」 白蓮「…えーっと、何の話だっけ?」 一輪「そうそう、私も星ちゃんに渡すものがあったんですよ」 星「(きたきたきたーっ♪)」 一輪「と〜らまるっ♪」 星「な、何ですか?(ドキドキ)」 一輪「地下に行くならコレを持っていきなよ!」 星「えっ!あ、ありがとう!嬉し…ぃぃぃっ!?」 テレッテー♪ 一輪「どう?カワイイでしょー♪」 星「………」 一輪「あれ?どしたの??」 星「(何このヘンテコリンな雲山はというかそもそも雲山なの?前から一輪のセンスはおかしいと思っていましたけど っていうか私入道を使う程度の能力無いのにまさか人口無能搭載オプションですか?え?もしかして私嫌われてる…?)」 一輪「もしもーし?」 星「(おっといけない…貰う立場だというのに私としたことが…)あ、うんっ、嬉しいよ!有難うっ!」 一輪「あーっ、何か無理してるな。しか−し、ガッカリするにはまだ早いぞ〜」 星「…本当?」 一輪「うむ…ここだけの話、このミニ雲山にはヒミツの機能が搭載されているのだ!」 星「ゴクリ…」 一輪「実はこのミニ雲山…背中のツボを刺激すると目が光るのだ!」 星「………」 一輪「どう?凄いでしょう♪」 星「うっ…ひっぐ…(一瞬でも期待した私がバカでした…)」 一輪「おお、泣いて喜ぶとは。気に入ってもらえて何より」 星「ぐず…と、とにかくありがとうね…」 白蓮「あらあら、どうしたの?」 星「聖…」 白蓮「星ちゃんは本当に泣き虫さんねえ」 白蓮「そうそう、私も星ちゃんに渡すものがあるのよ♪」 星「(そうだ…わたしにはまだ聖が残っていたんだ…!)」 白蓮「これをあげるからもう泣き止んでね♪」 星「聖…ありがとうござ…」 白蓮「はいっ、どーぞ♪」 星「………ひ、聖?」 白蓮「あら?どうしたの?いらないの?」 星「えっと…これは一体…(何も無いように見えます…私はからかわれているのでしょうか…?)」 白蓮「ああ、これは“エア木魚”よん♪」 星「え、えあ…もく…」 白蓮「そそ♪いつも皆が叩きたがってる木魚♪他の娘達には内緒だからね♪」 星「あの…その…」 白蓮「なあに?遠慮なんかいらないのよ。ほら、好きなだけ叩いて良いのよ。ぽくぽくぽくって♪」 星「確かに叩きたいとは思っていましたが…」 聖「ほら、一緒に♪そぉ〜れ♪」 星「ぽくぽくぽくぽく…あは、あはははははは…」 聖「そうそう、笑顔が一番。うんっ♪」 星「はぁ〜〜…」 雛「ちょっと、貴女…」 星「んっ?ああ、神社の方…」 雛「あなた中々厄いオーラが出ているわね」 星「そ、そうですか…?」 雛「うむ。そんな貴女にはコレをプレゼント」 星「えっ!?あ、ありがと…うっ…」 雛「今の貴女ならきっと使いこなせるはず…さあ、持って行きなさい!」 星「ど、どうも…(余計なものまで集まってしまいました…」 星「はぁ…やっぱりズルしちゃいけませんね…」 神奈子「これ、これ…」 星「うぇ?今度は何ですか…」 神奈子「ちょっと、そこのあなた…こっちこっち」 星「…何か御用ですか?」 神奈子「良し、誰も見て無いわね」 星「???」 神奈子「これを…」 星「!!!(でっかい袋!これはもしかして!?)」 神奈子「いやぁ、寝込んでいた間貯まりっ放しでねえ」 星「………!?」 神奈子「悪いんだけど出かけるついでに捨ててきてくれない?」 星「あの…何で私なんですか? 神奈子「何でって…あれっ?貴女下っ端のお手伝いさんじゃないの?」 星「ちっ、違います!(ひ、ひどい…!)」 神奈子「ま、なんでもいいわ。それじゃあヨロシクね」 星「ぐすん…もうだれも信じるものか…」 にとり「あ〜、ちょっと良いかね、チミ」 星「ハッ…わ、私ですか?」 にとり「そうそう♪実はコレを…」 星「け、結構です!(早くここから離れないと!)」 椛「あっ!もう行くのっ?待ってよ〜」 にとり「あ、えっ?ちょっと…」 椛「それじゃいってきま〜す!」 にとり「なんだよアイツ…折角とっておきをあげようと思ったのに…」 ヤマメ「らっしゃせ〜っらっしゃせー、本日はお肉の特売日〜でございま〜す」 客A「最近色々高いわねえ」 客B「それに品薄だし…何かあったっけ?」 客A「…やっぱり地上の影響かしら」 霊夢「コチラの方が新しい様に見えるけど…」 客B「例のアレねえ…」 客A「そのうち地下も攻め込まれるんじゃないかしら」 客B「物騒な世の中になったものねえ…」 客A「上の管理者は何処でサボってるのかしら…」 霊夢「やっぱりコッチ…いやでもコチラの方が…ああでも値段が…むむむ…」 リグル「いらっしゃいま…」 客C「た、大変だー!」 客D「誰かーっ!」 リグル「て、店長ー!」 ヤマメ「君は作業を続けて。私が様子を見てくる」 客C「これヤバイんじゃない?」 客D「私お店の人呼んでくる!」 客C「待って!その必要はなさそうよ」 ヤマメ「はいはい、ちょっとごめんなさい。通してくださーい」 ???「……ぅぅ…」 ヤマメ「あっ!だ、大丈夫ですか!?お客様!?お客様しっかり!一体何があったのですか?」 客C「私たちもさっぱり…表に出たらこの人が倒れてて…」 ???「…ぅ…ぁあ……」 ヤマメ「え?何ですか?」 ???「…うぅ…お…か…水…」 ヤマメ「お水ですね!バイト君〜!何でも良いから飲み物を!」 霊夢「外が騒がしいわね」 ヤマメ「バイト君ー」 リグル「はいはいただいまー!あ、これお釣りです」 リグル「店長〜」 ヤマメ「おお、こっちこっち。ささ、飲み物ですよ」 霊夢「どれどれ…何?行き倒れ?」 ???「…ぁ…ぅ…」 ヤマメ「どうしたんですか?」 リグル「全然飲みませんね…」 霊夢「あら、どこかで見たヤツだと思ったら…ソイツにはコッチの方が良いんじゃない?」 ヤマメ「お知り合いですか?」 霊夢「一応ね。あった、これこれ」 リグル「それは…さっきお会計したイチゴアイスお得用30%増量中!」 ???「くんくん…」 霊夢「ほら、反応した」 ???「ぅ…うおぉン!」 霊夢「あっ!?」 ???「はむはむはぐ…ばくっぱくぱくむしゃらむーしゃむーしゃ…」 ヤマメ「ビックリしたなあ」 リグル「凄い食いつきですね…」 ???「ばくっ、むぐむぐむぐもぐもぐ…」 霊夢「あ…あ…ちょ…少しは遠慮して…あああぁ…」 ???「げふっ…」 霊夢「ぜ、全部食べられた…」 リグル「よっぽどお腹がすいてたんですね…」 ???「ふぁ〜あ…ぐぅ…」 |