![]() 幽々子「黄金のキセル、話の長い死神、船…船に乗って私は何処へ…ハッ!!」 ピコーン! 幽々子「そうだわ!”アチラ”で確かめたいことがあったんだわっ!」 ![]() 幽々子「ああもう、私ったらなんてお馬鹿さんなの!どうしてこんな大事なこと忘れていたのかしら!?」 ぽかぽか 幽々子「でも、これでひょっとしたら玉も集めなくて済むかも…それじゃ善は急げ!…っとその前に…」 ![]() すぅ… 幽々子「ゆ〜か〜り〜!」 し〜ん ![]() 幽々子「おかしいわね…ゆ〜か〜り〜!見てるんでしょう!?」 し〜ん 幽々子「もう、ゆかりったら!返事ぐらいしなさいよ!!…ちょっと覗いてみようかしら」 ぎゅうぎゅう… ![]() 幽々子「うう、キツイ…それに何も見えないわ…」 すッ、ポンッ!! 幽々子「まいったわね…本当に見てる”だけ”とは…う〜ん…」 ![]() 幽々子「見てるとは言ってたけど勝手に付いて来る様子じゃないし…」 きょろきょろ 幽々子「…あっ、そうだ!書置きを残しておきましょう!!」 ![]() 幽々子「書くもの書くもの…あ、あった」 きゅッ、ポンッ! 幽々子「凄いわこの筆!中に墨が入ってるのね」 ![]() きゅっきゅっきゅ〜っ。 幽々子「…出来た。…う〜ん、我ながら惚れ惚れする出来栄えね!」 じ〜っ 幽々子「縦書きなのに左から読むと言うのが、またハイカラで良いわよね」 ![]() 幽々子「さて、あとはこれを紫に見えるように置くだけなんだけど…」 残念ながらスキマには貼り付けたりする部分が無さそうです… 幽々子「中に入れてどっか行っちゃっても嫌だし、机に置いておいても気づくかどうか怪しいし…」 ![]() 幽々子「うーんうーん…そうだわ!こうすればいいのよ!!」 ぺたっ、ぺたっ! 幽々子「これで良し!っと。それじゃ後でちゃんと追いかけてきてね、ばいば〜い」 ![]() 幽々子「…ふぅ、よく考えたらあそこまで歩いていくのは面倒ね…」 ピコーン! 幽々子「あっ!そういえばあの時…」 ![]() ふわふわ〜 幽々子は頭を気にしながら恐る恐る飛んでみた… 幽々子「…やっぱり…あの時一帯の結界も一緒に無力化してたみたいね!」 ![]() 一方こちらは… てゐ「…とりあえず新聞にある通り来てみたものの…」 昨日使った屋台がそのままになってるだけです。 ![]() てゐ「う〜ん…何にも思い出せない…」 ???「あーっ!」 てゐ「うわわっ!追っ手に見つかったッ!?」 ???「こんなところに居たのね…一体今まで何してたの!」 てゐ「…って、この声は…」 ![]() てゐ「鈴仙…さま…!?」 ウドンゲ「昨日から見かけないと思ったら…」 てゐ「鈴仙様!お、お助け下さいっ!!」 ![]() ウドンゲ「どうしたの、さっきから気持ち悪いじゃない…まあ良いけど。とりあえず話は聞くわ」 てゐ「実はカクカクシカジカウサウサメソメソ…」 ウドンゲ「…記憶喪失…ねえ?で、その設定でどんないたずらをするの?」 てゐ「ちっ、違う!本当に昨日の記憶が丸々無くって、それで…」 ![]() ウドンゲ「はいはい、それじゃそういうことにしておきましょう」 てゐ「だから!」 ウドンゲ「どちらにしろ一旦お屋敷に帰る必要があるのには変わり無さそうね」 てゐ「はぁ…ところで…さっきから気になってたけど…」 ![]() ウドンゲ「何、コレの事?」 てゐ「いつもの薬箱じゃなさそうだし…何が入ってるウサか?」 ウドンゲ「うん、ちょっと頼まれちゃってね。まあ、帰ったら分かるわよ」 ![]() ウドンゲ「それじゃ行くわよ。」 てゐ「ま、待ってぇ〜」 橙「ぜいぜい…み、見つけた!」 ![]() 紫「ええっと、ここでもないか…なかなか見つからないわね…」 橙「…ま…ゆかりしゃま〜」 紫「ん?このチャンネルは…はいはい、ちょっと待ってね」 ![]() ピッ! 紫「うわあ!びっくりしたあ!!」 橙「やりました!見つけましたよ!!」 紫「よ、よくやったわ!それじゃ早速捕獲を…」 橙「それがそにょ…」 ![]() 紫「そう…対象は仲間と合流したのね…」 橙「はい。私一人の手に負えるかどうか…」 紫「う〜ん。そおねえ…何かいい手は…」 ![]() 橙「…分かりました、ここは一人で頑張ってみます!」 紫「ちょっ、早まらないの!今考えてるから!」 ウドンゲ「…ねえ?」 てゐ「…うん、何か居るね…」 ![]() 紫「う〜ん、とりあえず幽々子をそちらにまわしましょうか…」 橙「そういえば、今藍さまはどちらに?」 紫「さあ?アチラは完全に任せっきりだから…」 ![]() 紫「まあ、幽々子なら昨日の事も知っているから上手いこと乗せられると思うけど…って!?」 橙「ゆ、ゆかりしゃま!?」 紫「な、な、な…」 ![]() 紫「なんじゃこりゃぁー!!」 橙「に゛ゃあ゛あ゛あ゛あ゛っ!!」 紫「ハッ…ほほほ、わたしったらつい取り乱しちゃったりして…てへ」 ![]() 橙「ど、どうしたんですか…?」 紫「か、監視していたはずの幽々子が、ちょっと目を放した隙に変なお化けになっていたのよ…」 橙「お、恐ろしいのですにゃぁ…」 ![]() 紫「って、何よコレ絵じゃないの…もう、びっくりしたわ…あら、書置きね。なになに?」 橙「何て書かれてるんですか?」 紫「ええっとね、…彼ノ岸で待つ?どういう意味かしら?」 橙「お彼岸?あの世の事でしょうか??」 ![]() 紫「まさか文面通りって訳じゃ無いと思うんだけど…?何かの例えかしら…」 橙「あ、ほら!アレですよ。貴方を殺して私も死ぬー、みたいなアレじゃにゃいですか?」 紫「それなら逆にすぐに自分も逝くから、ってのが自然…待った………そ、そういう事ね…」 ![]() 橙「ゆ、紫しゃま?何か分かったのですか!?」 紫「ウフフ…フハハハハ…ハァーッハッハッハァッ!!」 橙「にぎゃあ゛あ゛あ゛っ!!」 ウドンゲ「なんだろうね?」 てゐ「あ、アレはもしや…」 ![]() 橙「ゆ、ゆかりしゃま?さっきから一体…」 紫「ふふふ…流石は名探偵幽々子…とうとう気づいてしまったのね…」 橙「もしや!紫しゃまの事を!?」 ![]() 紫「そう、これはきっと遠まわしな最後通牒…」 橙「大変じゃにゃいですか!このままにしておいたら…」 紫「ええ、どうやらこちらが最優先事項のようね」 コソコソ… ![]() 橙「…ええ、ええ、はい…はいっ分かりました!」 ウドンゲ「(熱源反応、動体反応確認…)」 てゐ「(…やっぱりコイツは!!私を追ってきたんだ!!)」 ウドンゲ「(え!さっきのは作り話じゃなかったの?)」 てゐ「(ひどいなあ…)」 ![]() ウドンゲ「で、どうするの?気づかれないように逃げる?」 てゐ「…今なら2対1。私の身に何があったか聞き出すため、とっ捕まえるウサ!!」 ウドンゲ「それじゃ私がアッチで待ち伏せるから、上手いこと追い込んでね」 てゐ「おっけー!」 ぐぐぃっ! てゐ「そぉりゃあっ!!」 橙「…ッ!!しまっ…」 ![]() てゐ「しにさらせぇ!」 橙「に゛ゃあ゛あ゛あ゛あ!」 サッ ドゴォッ!! てゐ「…チッ、外したか…」 ![]() てゐ「…まあ捕まえられただけでも良しと…」 ウドンゲ「うひゃあッ!!」 てゐ「え、え?何その情けない悲鳴は!?」 ![]() ウドンゲ「うう…め、目がぁ…真っ直ぐ歩けないよぉ」 てゐ「ちょっと!?一体何がッ!?」 ウドンゲ「猫が突っ込んできて…その後ろから何か…物凄い速さの何かが…」 てゐ「何かじゃわからないよ!」 ![]() てゐ「むっ…アレか…もうあんな遠くまで…」 ウドンゲ「あいたたた…もう、一体どんだけ危ないことに首突っ込んでるの?」 てゐ「その手がかりを逃がしちゃったのは誰かな〜」 ウドンゲ「私!?私が悪いの!?」 てゐ「他に誰が?」 ウドンゲ「あのねえ…はぁ、もう好きにして」 ![]() ウドンゲ「それにしても、なんと言う速さ…」 てゐ「助けた…って事はやっぱアイツの仲間なんだろうねえ…」 ウドンゲ「本当に何も覚えてないの?」 てゐ「しつこいウサ!」 ウドンゲ「…これはどうも師匠の力を借りなければいけない気がするわ…」 ![]() ゴォォォォォォ… 橙「うう…しまったぁ…や〜ら〜れ〜た〜…」 ?「ふふ…大丈夫よ…」 ![]() 橙「うーんうーん…」 藍「何だ、気を失っているのか?いやあ、それにしても丁度良かったわ」 橙「ゆ、ゆかりしゃまぁ…ごめんにゃさい…」 ![]() 藍「安心なさい。何があったか知らないけど、一緒に謝ってやるからな」 橙「うーん…う、ん…ぁっ…し、しっぽの付け根は…ふにゃぁっ…う〜ん…」 藍「ち、橙?落ち着け!いや、むしろ私が落ち着け!」 赤萃香「(ウウッ…飛バサレルモノカッ…)」 ![]() な〜んて事になっているとは露知らず、そのころの我らが主人公はと言うと… 幽々子「…遅い……」 いらいら… ![]() 幽々子「まったく、紫ったら全然追っかけて来ないじゃないの!」 小町「まあまあ」 幽々子「ちゃあんと書置きだって残してきたって言うのに!」 ![]() 小町「そんなに急いだっていい事なんてありませんよ」 幽々子「もう、他人事だと思って…」 小町「そんなこと無いですよ。ほら、これだって長い待ち時間に見合った旨さですよ」 ![]() 幽々子「…もういいわ!船を出して頂戴」 小町「いいんですかい?」 幽々子「仕方が無いわ、また書置きを…残していっても無駄でしょうね…」 小町「それじゃあ出港します〜」 ![]() 幽々子「随分と霧が出てきたわね」 小町「この辺りは何時もこんなんでさあ」 ギィコ、ギィコ… ![]() 幽々子「何だか不安だわ、ちゃんと向こうに着くんでしょうね?」 小町「そりゃあもう、バッチシ任せておくれよ!それよりアンタの方こそ大丈夫なのかい?」 幽々子「私?ああ、ちょっと顔出すだけだから」 ![]() 小町「しっかし、亡霊が四季様に用事とは?変わった事もあったもんだ」 幽々子「う〜ん。ちょっと確かめたいことがあってね。昨日は聞きそびれちゃったし…」 小町「よっぽど大事な事なんだねえ」 ![]() 幽々子「私の推理が正しければ重要な証言が取れる…はずなのよ…おっ!」 小町「ん?おっ、て何?どうかしたんで…」 幽々子「やったわ!見て見て!!」 |