天子「そう、みつりょ…密猟!?」 衣玖「え、違うんですか?」 天子「あ、えっと、うん、そう!そうよ!ヤツ等は悪い密猟者に違いないわ!」 衣玖「あれで縛って捕まえるつもりなんですね…酷い…」 天子「そうよ、許されざる行為だわ!うらやま…かわいそうなむべんべ… こうなったら、私が身を挺して緊縛からむべんべをはぁはぁ…ま、守らないとね!うへへ…」 衣玖「な、何か言ってる事が微妙にヘンですよ…?」 天子「ハッ、そ、そんな事無いわよ!」 ウドンゲ「むむ…この波長は…!?」 レイセン「何か見つけましたか!?」 ウドンゲ「あ、うん…なんかあの辺りからピンク色の波長がビビビっと、ね…」 レイセン「わ!…か、カップルでしょうか!?邪魔しないようにあっち探しましょう!」 ウドンゲ「そ、そうだね!」 レイセン「あっ、ほら!あそこ見て下さい!」 ウドンゲ「あれは…池?湖かな?」 レイセン「あそこならきっと居るはずです!」 ウドンゲ「そうか、よく考えたら水場を探せばよかったんだね」 レイセン「行ってみましょう!」 ウドンゲ「道は…面倒だからの茂み越えちゃお…んっ?」 レイセン「こ、今度はどうしました?」 ウドンゲ「…か、カメラだ!」 レイセン「カメラ…?何でこんな所に??」 ウドンゲ「…きっとここは絶好の覗きポイントになってるんだよ!」 レイセン「えーーっ!?」 ウドンゲ「悪い奴が居たもんだな…ハッ、だとしたらさっきのカップルが危ない! よーし、ちょっとレンズに細工しちゃえ…次にこのカメラを覗き込んだ者に狂気の幻視を叩き込んでやる!」 一方その頃… アリス城では魔理沙がアリスの目を盗んで家捜しをしていた… 魔理沙「ふぅ…次はこっちか…」 魔理沙「全く、一体どれだけ物が溢れてるんだこの城は? もうちょっと整理整頓を… って人の事は言えないか」 魔理沙「それより、アイツが帰ってくる前に何とか集めないと…」 アリス「たっだい魔理沙ー!」 魔理沙「うぉうっ!?」 アリス「どうしたの?何か欲しい物でも有るの?」 魔理沙「い、何時帰ってきたんだぜ?」 アリス「今さっきよ〜。それより、欲しい物があったらなんでも言ってね♪ 貴方の望むものなら何だって与えてあげるわよ…うふふ…」 魔理沙「だ、誰がお前の手なんか借りるか!」 アリス「あら、つれないのね…こちょこちょこちょ…」 魔理沙「うひょぅ!?ちょ、やめっ…」 アリス「何考えてるか知らないけど、無駄な事は止めておきなさいよ」 魔理沙「わ、私が何しようと勝手だろう!?」 アリス「ま、こうやって可愛がってもらえるうちに考え直す事ね」 魔理沙「いいから離れろって!」 ???「お楽しみのところ失礼…」 アリス「何よ?今忙しいのに…」 ???「それが…例の回収の件が完了したみたいですよ」 アリス「例のって…ああ、アイツね…いいわ今から行くわ。 と言う事で、残念だけど続きはまた今度ね〜ふふふふ…」 魔理沙「ふぅ…た、助かったぜ… 全く、アイツの考えてる事はどうもイマイチ分からんな… まあ、どうでも良いか」 魔理沙「それより続きだ! これでもない、これも違う…これは…似てるけど使えないかな… う〜ん、これだけあるのになかなか良いのが見つからないな…」 魔理沙「しっかし…これ、パチュリーだよな… なんでこんなにバリエーションが揃ってるんだぜ? もしかしてアリスはあいつの事好きなのか?」 魔理沙「まさかストレス発散用って訳じゃないだろうな…はは…」 ????「ヘイ、ソコノネーチャン!ナニカオコマリデッカ?」 魔理沙「うぉ!?だ、誰なんだぜ!?」 ????「コッチコッチ、ココデンガナ」 魔理沙「何者だ?姿を見せるんだぜ!」 ????「フッフッフ…テンガヨブチガヨブヒトガヨブ…ダレガヨンダカ、ソウ…」 美鈴人形「ワタシガウワサノメーリンチャンダヨ!」 魔理沙「……人形?」 美鈴人形「ソウデンガナ!ナンカモンクアリマッカ?」 魔理沙「なんで人形が喋れるんだぜ?ま、まさかお前アリスの…」 美鈴人形「チャウチャウ、ダレガアンナヤツノテシタヤッチューニ!」 魔理沙「ハッ…良く見ればお前どこかで見たことあるぞ…」 魔理沙「そうだ!いやあ、久しぶりだな」 美鈴人形「ッテ、ソッチヤナイデ!ソレハタダノニンギョウデッセ!」 魔理沙「あれ?あ、本当だ」 美鈴人形「マアエエワ、ソレヨリネーチャン、オテツダイシマショカ?」 魔理沙「手伝うって…お前のような怪しいやつの手なんか借りるかよ…」 美鈴人形「ソウケイカイセンデモエエガナ、ワッハッハ」 魔理沙「第一、アリスの手下でもないやつが何でこんなトコに居るんだよ? お前本当は私の監視役か何かじゃないのか?」 美鈴人形「ソンナコトアリマヘン!ホラ、コレガウソヲツケルオメメニミエマッカ?」 魔理沙「そのキラキラは材質のせいじゃ…」 美鈴人形「コマカイコトハキニセンデエエッチューニ!」 魔理沙「全く…面倒臭いやつに捕まっちまったな… 分かったよ、それじゃあお願いするんだぜ」 アリス「ごくろう、よく戻ったわね」 ????「ただいまもどったのだー」 アリス「あれ?貴方少し感じが変わったんじゃないかしら?」 パルスィ「それは私が操ってるからなのだー」 アリス「そう…なら良いんだけど」 パルスィ「ところで、私は何時まで操ってたらいいのかー?」 アリス「そうね…もういいわ あとはコチラで好きなようにさせてもらうから…ふっふっふ…」 パルスィ「了解なのかー」 ルーミア「ふぅ…なんだか凄く肩が凝ったのかー」 パルスィ「うっ…あ、あれ?私は一体…ハッ、お、お前は!」 アリス「久しぶりね…悪いけどまた私の為に働いてもらうわよ」 ルーミア「そうそう、報酬がまだなのかー」 アリス「そうだったわね。ほら、受け取りなさい」 ルーミア「わーい!また何かあったら遠慮なく言ってくれなのかー」 アリス「そうね、そうさせてもらうわ」 ???「ねえ、ちょっと聞いても良い?」 アリス「何?」 ???「…コイツを使って何をするつもり?」 アリス「この前ね、面白いものが手に入ったのよ」 ???「はあ…」 アリス「今、牢屋に閉じ込めてあるんだけどね」 ???「あの…何の話を?」 アリス「そいつとこいつでね、少し試してみたいことがあるのよ」 ???「新しい魔法の実験とか?」 アリス「実験…まあそんなところかしらね。 魔理沙ってばなかなか私になびかないのよねえ… だ、か、ら、ちょ〜っと嫉妬心を煽ってみる実験♪ あの子の目の前で他の娘を可愛がったりなんかしたらどうなるかしら…うふふふ…」 アリス「ひょっとしたらヤキモチ妬いてラブラブになっちゃうかもね♪ いやあ、そうなっちゃたらどうしよう♪ぐふふひひひひ…」 ???「そ、そんな事の為にわざわざ…?」 アリス「そうよ?まあいいじゃないの、コレぐらい」 ???「そうだね…」 アリス「心配しなくても貴方には迷惑かけないわよ…ふふふ……」 黒萃香「おりゃおりゃおりゃおりゃ!」 赤萃香「モウチョットダヨ!」 桃萃香「頑張って下さい〜」 黒萃香「ふぅふぅ…こ、こんなもんで上等じゃねえかよう?」 桃萃香「そうですわね、良いんじゃないかしら」 青萃香「あんまり拡げすぎても見つかってヤバイからナ」 魔理沙「どうだ?順調か?」 黒萃香「おっ、ちょうど良い所へ来たんだよう」 魔理沙「ふむふむ、上出来だな」 赤萃香「ソッチハドウダッタノ?」 魔理沙「ああ、バッチリだぜ。しかも強力な助っ人のオマケ付きだ」 青萃香「こんな所に協力者がいたのカ!?やるじゃネーカ」 桃萃香「それで、その助っ人さんとは一体誰なんですか?」 美鈴人形「ジャジャーン!」 黄萃香「吃驚仰天!」 黒萃香「あれ?おめえさんは何処かで…」 魔理沙「何だ、知ってるのか?」 美鈴人形「トゥッ!!」 美鈴人形「ソシテカレイニチャクチ…アアンッ!!」 赤萃香「ウワー!!」 桃萃香「だ、大丈夫ですか!?」 美鈴人形「ノォォォゥ!アシクビヲクジキマシター!」 黒萃香「な、何て頼りない助っ人なんだよう…」 青萃香「なあ、コイツ本当に使えるのかヨ?」 ?萃香「さあ、どうだかな?」 黒萃香「どうだかって…うぉっ、だ、だ、誰でぃてめえはよう!」 ?「私?私はそうだな…白黒萃香ちゃんって所かな」 黒萃香「…何だ良く見たら人形じゃねえかよう…」 魔理沙「はっはっは。どうだ、お前等にクリソツだろう」 赤萃香「モシカシテソレヲ探シニ行ッテタノ?」 魔理沙「その通り!」 黒萃香「なるほど、こいつをアッシ等の代わりにおいとくって訳かよう」 魔理沙「ま、そんなところだ」 赤萃香「良ク出来テル…ケド、私ハモウチョットカワイイイカナ?」 魔理沙「なーに贅沢言ってるんだ」 赤萃香「エー」 美鈴人形「マアマア、ホカニモバリエーションハアリマッセ」 |