行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5001

星「ど、どうですか!?お味の方は…?」
椛「あっふ…うん、おほっ…はふっ……」
星「食べてばっかりいないで私にも分かるよう解説してください…!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5002

椛「ごっくん…あっ、これは…!美味しい!」
星「本当ですか…!?」
椛「ホクホクのおイモとジューシーな謎のお肉が口の中で合わさって…最っ高ですね!」


行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5003

椛「そんなこんなで、まず最初に二人がやって来たのは

地底でも老舗中の老舗である、ここ、怨霊の湯である」
星「うわあ、立派な旅館ですね…!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5004

椛「こちらの目玉となっているのが、宿の名前の由来にもなっているこの温泉。
たまに怨霊が一緒に湧いて来るのだが、それがまた良いとの評判。
大浴場も完備しており団体客でもご利用いただけます」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5005

星「もみさん、ナレーションよりそろそろ入りましょう…」
椛「そうだね!それじゃ…いやっほぅっ!」
星「あっ!だ、駄目ですよ…皆さんは真似しないで下さいね…!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5006

椛「いやぁ〜〜〜〜、沁みるぅ」
星「はぁぁぁ…良い湯加減です…!」
椛「洞窟での汚れと疲れが一気に抜けてく感じだよね」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5007

星「ところでもみさん、このお湯はどんな効能があるのですか…?」
椛「えっと、肩こり、腰痛、リウマチなどに効果があるみたいですねえ、はい」
星「それじゃあ今度は聖も連れてきましょう…!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5008

椛「ふっふっふ…」
星「もみさん?どうかしましたか…?」
椛「そぉれ星くん!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5009

星「わっぶ!ちょっ、熱っ!」
椛「スキありだぞぅ♪それそれー♪」
星「やめっ、顔は狙わないで下っ…目に入っ…もうっ!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5010

椛「おっ!?やり返してくるか!?」
星「いいえ、撤退です…!」
椛「ふふふ、潜って身を隠すか…しかしいつまで息が続くかな?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5011

星「(むー…もみさんはイジワルです…)」
椛「ほらほら、我慢してないで早く出ておいでよ〜」
星「(こうなったらこのまま水中からお返しです…!)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5012

星「(……あ、あれ?
確かもみさんはこっちに…姿が見当たりません…
お湯から上がっちゃったのかな…?)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5013

星「(こっちも…こっちにも…やっぱり居ません…
うぅっ…い、息がもう…
仕方がありません…緊急浮上です…!)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5014

ザバァ!

星「ぷぁっ!ぜぇぜぇぜぇぜぇ…
(あ、危ない所でした…)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5015

??「ヒソヒソ…」
??「ひそひそひそ…」

星「ハァ、ハァ…(んっ?もみさん…?)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5016

衣玖「ヒソヒソ…(変な人が浮いてきたましたね…)」
天子「ヒソヒソヒソ(パツキンよ、きっとガイジンよ)」
衣玖「ヒソヒソ(でも私たちのほかに入ってる人が居たなんて…気付きませんでしたよね)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5017

星「(見た事無い人たちです…
一人は随分平たい胸ですね…そういう種族なのでしょうか…)」

天子「(ヤダ…このパツキンいやらしい目で私のこと見てる…)」

星「(ハッ!?な、何か警戒されてるみたいです…ここは一つ話しかけて…)

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5018

星「……!………!?
(あ、あれ?声が出ません…
喉をやられてしまったのでしょうか…!?)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5019

星「(ど、どうしましょう…このままでは変な人だと思われてしまいます…)」

衣玖「ヒソヒソ(ほら、睨むから泣いちゃったじゃないですか…)」
天子「ヒソヒソヒソ(わ、私が悪いの!?)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5020

衣玖「ヒソヒソ(ねえ、行って慰めてあげてくださいよ)」
天子「ヒソヒソ(ええー、でもパツキンよ?ガイジンに言葉が通じるかしら…さっきから一言も喋らないし)」
衣玖「ヒソヒソ(いいから、ほら)」

天子「オホン…あー、いくぅすくみずぅ?めーりんへるすじょぅ?」
星「(うわぁ!外国語だ…平たい胸族の言葉はわかりません…)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5021

衣玖「(あれで通じてるのかしら…?)」
天子「(困ったなあ…よし、ここは一つ食べ物で釣ってみるか)
あー、あーゆーはんぐぃ〜たいがー?でぃす、いず、ぴーち!あー、ぱくぱく、べりー…べりーぐっ!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5022

天子「ぷれずんと、ゆーふぉー!あいあむふれんど!」
星「…?(何を言ってるのか分かりませんけど、私にくれるみたいです…
でもこれなんだろう…あったかい桃?大丈夫でしょうか…?)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5023

星「クンクン…
(良いにおいです…
あの人も食べてるし毒なんか入ってないですよね…それじゃ一口…)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5024

星「はむはむ…ふギっ!?
(これはピリッとしてて…し、シビレ…
痺れるってもんじゃないです…!ビリビリします…!)」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5025

衣玖「ちょ、ちょっとアナタ!大丈夫!?」
星「ズベベベビビビ…ボワッ…」
衣玖「天子キャスター!一体何を食べさせたんですか!?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5026

天子「何って…桃よ?そうそう聞いてよ衣玖。私この前凄いこと発見しちゃったわ」
衣玖「な、何ですか藪から棒に…?」
天子「リンゴや桃の果物をね、こっそり衣玖でゴシゴシすると…
電気が貯まって…かハぁ〜♪これこれ、美味いんだなぁ、これが!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5027

衣玖「い、いつの間にそんな事を…?」
天子「ふふふ…ここに来る途中お昼寝してたのはどなたかしら?」
衣玖「天子キャスター…お尻をコチラに出してください…よっ!ハッ!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5028

天子「ありがとうございます!ありがとうございます!」
衣玖「はぁはぁ!おしおきなんだからごめんなさいでしょう!」
天子「もっと!もっとぶって!」

星「………!?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5029

星「(私…どうなったんでしょう…?
ビリビリってなって…駄目だ…頭がぼーっとして…
ああ…お月様があんなに真ん丸いや…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5030

星「(あれ??地底なのに月…?)

椛「……君!星君!」
星「あ…もみ…さん?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5031

椛「良かった、気が付いたみたいだね」
星「もみさん…私…ゴホッ!」
椛「全く、無理しすぎだよ〜お風呂の底に沈んでたんだよ…って、何か出たよ?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5032

星「種…!?」
椛「何か食べたの?」
星「さっきのはやっぱり夢じゃなかったのですね…!」
椛「???」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5033

天子「あひぃ…もっとぉ…」
衣玖「ふぅ…良い汗かいたわぁ…
あれ?そういえばさっきのガイジンは何処行ったのかしら…?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5034

天子「もっとぉ…」
衣玖「…まあ、流石にこんなの見たら引いちゃうわよね……」

????「うわぁ♪素敵な露天風呂ですねー」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5035

ウドンゲ「ホント、まさに地獄に仏だねー」
レイセン「ジャングルを抜けてきた甲斐がありました♪」
ウドンゲ「あれだけ苦労したんだからちょっとぐらい休憩しても良いよねー」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5036

レイセン「しかし、地上も結構良いところじゃないですか」
ウドンゲ「でしょ〜。あなたも一緒に住んじゃう?」
レイセン「ふふ、本気にしちゃいますよ」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5037

衣玖「(なんだ、ただの観光客か…って!この怪しさ極まりないピーを早く引っ込めないと!)」

ウドンゲ「あ…!先客が居たようね。どうも〜」
衣玖「…あ、あら、どうも☆私はもう上がりますのでお構いなく〜。ほほほ…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5038

ウドンゲ「…行っちゃった」
レイセン「あの…よく見えなかったんですけど、何か蹴っ飛ばしてなかったですか?」
ウドンゲ「あ、ごめんそこは見てなかった。それより…さっきの人、ど〜っかで見たことあるんだけどなあ…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5039

そんな温泉組とは対照的に、パチュリーは一人苦戦を続けていた…

キスメ「ウガッ!」
パチュリー「危ない!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5040

パチュリー「このままではジリ貧ね…何とか攻勢に転じたいけど…」

ピシュッ!ピシュッ!

パチュリー「…くっ…また弾かれた!?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5041

キスメ「がるるるる…」
パチュリー「何て固い装甲なのかしら…
あの様子じゃ対魔法用のシールドでも張ってあると見て間違いなさそうね…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5042

パチュリー「…あれ?…ということは…
もしかして…いいえ、もしかしなくてもこれは私対策としか考えられない…
やってくれるじゃないの…アリス!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5043

パチュリー「(…しかし、私を舐めてもらっちゃ困るわね!
魔力が弾かれるならこうするまでよ…)
そおれっ!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5044

キスメ「ギャウッ!?」
パチュリー「魔力が駄目なら物理で殴れば良い!
紅魔館の高価な床材を喰らいなさい!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5045

パチュリー「(これならどうよ?
お誂え向きにアイツの上部はがら空きだし…行けっ!)」

キスメ「…ッ!?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5046

アリス「あらら、ピンチみたいじゃないの。
んもうしょうがないわねえ…
アリス様スイッチ…り!ポチッ、と」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5047

キスメ「ギ…?ガガガ…」

ウィィィィン…

ナレーション「りふじんなてんかい」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5048

パチュリー「えっ、ちょっ…ええっ!?」

パチュリ−のこうげきは全て防がれた!

パチュリー「な、何よそれ!ズルイわ!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5049

アリス「ふふふふふ…
今更何を驚いているのかしらね?
アナタの手の内は全てお見通しなのよ♪」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 5050

キスメ「〜♪」
パチュリー「うぅっ…何よあの余裕は(何かイラっと来るわね…)
もう勝ったつもりだっていうの…!?」



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