行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3001

天子「衣玖さん。こうなってしまいますと、何か手は残されていないんでしょうかねえ?」
衣玖「残念ながら…近隣の皆様は速やかに避難して下さい」
天子「ありがとうございました。はい、次は…特集です」
衣玖「人間の里を守るため傷つき倒れた名も知らぬ少女。彼女の勇気を称え最後のお別れを…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3002

天子「ああーっとお!」
衣玖「ど、どうしました!?」
天子「これは…私は夢でも見ているんでしょうか!?」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3003

衣玖「一体何をそんなに…ああっ!」
天子「どうした事でしょうか!?巨大球の軌道が突然変わりました!!」
衣玖「今まで来た道を戻り始めましたね」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3004

天子「しかし一体何故?もしやさっきの少女が…」
衣玖「いえ、どうやらそうではないみたいですよ…ほらアレ!!」
天子「…巨大球の上に人影が!!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3005

??「えっほ、えっほ…」

天子「衣玖キャスター…アレは一体何者なんでしょうか?」
衣玖「分かりません。すみませーん、カメラさんもっとアップで映せませんかー?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3006

ルーミア「そーなのかー?」

衣玖「違う!あなたは呼んでません!ついでにそっちをアップにしても何も見えません!」
天子「どんどん離れていきますねえ…まあ一先ず安心といった所でしょうか」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3007

天子「はい、ここで番組からのお知らせです」
衣玖「当面の危機は去りましたが、巨大球の情報を引き続き募集します」
天子「皆様のご協力をお待ちしております」

??「えっほ、えっほ」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3008

てゐ「よっ、はっ!」

なんと、てゐが玉乗りの要領で輝夜を乗りこなし輝夜!

てゐ「よーし、だいぶコツが掴めて来たウサ!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3009

てゐ「コレを使ってあいつ等まとめてぺっちゃんこにしてやるウサ!」

てゐの脳裏に苦い記憶が甦る

てゐ「アイツとアイツと、あと特にアイツだけは絶対許さん!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3010

てゐ「それにしても…でっかい玉ウサね。これがあれば幻想郷征服も夢じゃない…ふ、フフフ…」

輝夜「あー!ひょっとして誰か居るのー?」

てゐ「フがっ!?い、今の声は…!?」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3011

輝夜「うーん、何か聞いたことのある声が聞こえたような…」

てゐ「や、やっぱり!?でも何でこんな玉に…いや、それより早くごまかさないと!」

輝夜「ちょっとー!聞いてる?早く止めてよー!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3012

てゐ「ゴホン…アーアー、ワレワレハウチュージンダ!(鈴仙の声ってこんな感じかな?」

輝夜「むっ!やっぱり聞いたことのある声!」

てゐ「ヒ、ヒトチガイウサ!キットキノセイウサ!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3013

輝夜「ははあん。分かったわよ!アナタの正体!」

てゐ「ギクウ!」

輝夜「因幡のせいにしようたってそうは行かないわよ…イナバッ!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3014

てゐ「ヘッ!?」

輝夜「とぼけたって無駄!宇宙人だなんて、うっかり自分の正体をバラしちゃった事にまだ気付かないの!?」

てゐ「アッー!ス、スミマセン、ヒメ!オユルシヲー!」

輝夜「だーめ!あとでお仕置きよ!」

てゐ「ヒーン!(ふう、とりあえず誤魔化せた…かな?」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3015

?「何でもいいから早く止めてー!」
てゐ「…今のは…姫?じゃない…」
?「聞いてるー……?」
てゐ「…おかしいな。他に誰も居ないのに…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3016

?「ねえ!無視しないでブッ!!」
てゐ「うひぃっ!?なっ、何か柔らかいの踏んづけた!!」
?「ひどいわねえ…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3017

てゐ「うわあぁっ!?な、何者!?」
雛「私?いいでしょう、ご説明しましょう…と、その前に…」
てゐ「???」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3018

雛「一旦お別れの時間がやってきたようです…」
てゐ「ええっ!?」
雛「それでは、また一回転後にお会いしましょう…さらばー!」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3019

てゐ「な、何だったんだ今のは…お、来た」
雛「私はただの通りすがりの厄回収業者です。それではまた次周ー」
てゐ「何でもいいけど忙しいヤツウサね…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3020

雛「この玉は非常に危険よ。さあ、早く止めるのよ!」
てゐ「えー。嫌だよ!これからコイツで復讐しにいくんだから!」
雛「復讐?何があったか知らないけれど馬鹿な真似はよしなさい!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3021

てゐ「お前には関係ないウサ!」
雛「いい?もう一回だけ言うわよ、今すぐ止めるのよ!」
てゐ「さっきからごちゃごちゃと…うるさいヤツはこうしてやるウサ!」
雛「あああっ!!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3022

てゐ「あれ?埋まってると思ったらノシイカみたいにぺっちゃんこだったのか…」
雛「あーれー!風で飛ばされるー」
てゐ「まっ、これで邪魔者は居なくなったことだし、さっさと奴らを探しにいくぞー!」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3023

霊夢「………」
早苗「………」
諏訪子「………」
咲夜「うっ…ギギギギ…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3024

霊夢「それにしても…どうするのよ、アレ」
諏訪子「どーしよー!どーしよー!」
早苗「あっ!オーパッキャラマド♪」
咲夜「歌ってる場合かー!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3025

霊夢「やーい、おーこられた怒られた♪」
咲夜「あんたまで…おぜうさまの一大事というのに…」
霊夢「よーし、罰としてアンタ一番に行きなさい」
早苗「え、わ、私がトップバッターですか!?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3026

霊夢「そうよ、アンタん家のペットでしょう?何とかしてあげなさいって」
早苗「そんな、急に言われても…う〜ん」

赤萃香「イヤー、ソレニシテモデッカイデスナア」
黄萃香「一目瞭然、大兵肥満」
赤萃香「私達デナントカデキルカナア?」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3027

霊夢「やれやれ、頼りない神様達だことで…」
早苗「うっ…」
霊夢「こんな事じゃ信仰なんか集まらないわよ…んっ?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3028

早苗「何か飛んでますね」

赤萃香「方向ヨーシ!当タレー!」
黄萃香「百発百中!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3029

諏訪子「アッー!」
早苗「あれは…ナイフですね」
霊夢「ほーら、アンタがぐずぐずしてるから」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3030

咲夜「だーっ!な、なんて事を!!」
霊夢「って、あんたがやったんでしょう?」
咲夜「そんな訳無いでしょう!嗚呼、おぜうさまに当たりでもしたら…」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3031

霊夢「じゃあ一体誰が…ナイフなんて使うのはアンタ以外に…」

赤萃香「エーンヤコラ、ドッコイショ!」

霊夢「…居た。アレか」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3032

咲夜「こらー!あんた達何やってるのーっ!!」
赤萃香「アッ!見ツカッタ!」
咲夜「しかもそれ私のナイフじゃないの!!」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3033

赤萃香「勝手二使ッテゴメンヨ」
霊夢「んで、そんなもので何して遊んでるのよ」
黄萃香「妖怪退治!装填完了、砲撃待機中也!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3034

霊夢「あんた達じゃ無理よ、危ないから下がってなさいって」
咲夜「ああもう、油断も隙もあったものじゃないわね…これは返してもらうわよ」
黄萃香「残念無念」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3035

赤萃香「何ダ、折角下ノ人ヲ助ケテアゲヨウト思ッタノニ…」
霊夢「そうなの?でもナイフの一本や二本で倒せるようには見えないけどねえ」
赤萃香「アア、ソレナラ別ニヤッツケナクテモ大丈夫」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3036

霊夢「大丈夫って?」
赤萃香「ナイフノ当タリ所ガ良ケレバ上カラ飛ビ出スハズナンダケドナア」
霊夢「何か昔の玩具みたいね…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3037

諏訪子「理由はどうであれ、いきなり刺すなんて酷いよ!」
霊夢「第一、何で飛び出してくるのよ?」
赤萃香「エーット、ソレハネエ…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3038

赤萃香「ナイフガ中マデ貫通シテ…」
霊夢「ふむふむ」
赤萃香「下ノ人ノオ尻二刺サッテ…」
諏訪子「ほうほう」
赤萃香「痛クテ飛ビ上ガッテクル」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3039

咲夜「そんな酷い事考えてたのッ!?却下!却下よ!!」
赤萃香「エー、名案ダト思ウノニ…」
永琳「ねえ、さっきから一体何をもめてるのよ?

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3040

咲夜「ぬあー!アンタまで!見てわからないの!?おぜうさまの一大事なのよ!!」
永琳「一大事って…どこが?」
咲夜「どこがもここがもアレの下敷きになってるのよ!ぺっちゃんこよ!!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3041

永琳「またまたぁ…そんな訳無いでしょうが」
咲夜「ふえっ!?」
霊夢「………あっ、そうか」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3042

咲夜「どういうことなの…」
霊夢「よくよく考えたら帽子の構造上、ぺっちゃんこは無いわよね」
永琳「そうそう、ちょっとは落ち着いて考えなさいよ」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3043

咲夜「…という事は、おぜうさまは無事…かも!」
霊夢「といっても、アレを何とかしないとやっぱり危ないんじゃないの」
咲夜「…おぜうさま!咲夜めが今お助けしますよ!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3044

霊夢「ハッ!あんたまさか…」
諏訪子「うわー!ま、まって!それだけは!!早苗ー、何とかしてー!」
早苗「ふえっ!?わ、私がですかっ!?」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3045

霊夢「そうよ、早くしないとザックリやられちゃうわよ」
諏訪子「どかーん!どかーん!聞こえなーい!」
早苗「あまり諏訪子様を脅さないでくださいよ…もう、仕方が無いなあ」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3046

咲夜「それではさっそく…その腹掻っ捌いて中身を引きずり出してやるわ!!」
諏訪子「ぎゃー!!さなえー!!」
早苗「一つ山超えホンダラホイのホイ!」
行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3047

霊夢「ちょっ!?これは!?」
早苗「風よ…私に力を…!」
霊夢「ま、待ちなさい!こんな建物の中で…きゃぁ!!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3048

早苗「はっぁぁぁぁっ!!」
諏訪子「あっ!畳が剥がれる!」
早苗「風神畳返しの術ー!」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3049

咲夜「何よこの風!?…あっ!帽子が!!」
霊夢「畳ごと引っ繰り返ったわ!!」
永琳「カエルが引っ繰り返る…ぷーっ、クスクス…」
霊夢「アンタはこんな時に…」

行き当たりばったり日替わり1コマ漫画 3050

チルノ「うわあ!何だ急に!!」
ウドンゲ「むぎゅう…お、重い…」

早苗「…ふう、ざっとこんなものかしら?」


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