諏訪子「あーうー!だからみんな!駄目だって言ってるじゃないかー!!」 咲夜「ちょっと何よこれ!!取れないじゃないの!それに何?この模様は…」 諏訪子「そ、それは多分保護色で…」 永琳「あらやだ私のは透け透けよ?でもちょっとオシャレで素敵かも…」 諏訪子「それは多分南米産の珍しい種類で…」 神奈子「すーわーこー!早く取ってー!」 諏訪子「ハッ…説明なんかしてる場合じゃなかった…」 霊夢「わあ!また振って来た!!」 諏訪子「大変だあ!急いで捕まえなきゃ…ああ、網に手が届かないよう!」 ウドンゲ「うう、何か齧られてる…」 チルノ「かっ、カエルの報復だ!ヤツらめとうとう暴動を起こしたな!」 ウドンゲ「えええっ!?」 諏訪子「待て待てー!」 霊夢「そっち行ったわよ!!」 神奈子「ま、前がー!前がー!」 Lティ「…はぁっ!!…むむむ、逃がしたか…」 霊夢「ああもう、どんくさいわね!」 Lティ「な…私が鈍いんじゃなくて彼らがすばしっこいだけです!」 諏訪子「わーん!みんな言う事聞いてよー!」 Lティ「それにしても…次から次へとキリがないですね」 神奈子「前がーがっ!!あっ、あしのっ!小指ッッッ!!!!」 永琳「あら痛そう」 霊夢「後で薬塗ってあげなさいよ」 赤萃香「ヨーシ…アノサイズノヤツナラ…」 赤萃香「トォーッ!」 ビターン! 赤萃香「痛タ…アレ?アー…見掛ケニヨラズスバシッコイ奴メ!」 早苗「ふう…沢山取れましたぁ…」 諏訪子「ひいふうみい…まだまだ全然足りないよう!」 早苗「えええっ!?こんなに集めたのに…あっ!あそこ…」 霊夢「な、何か一箇所に集まり始めたわよ…」 早苗「これはいっぺんに捕まえるチャンスですね!」 霊夢「私は嫌な予感がするわ…」 咲夜「あそこは…お、お嬢様ッ!?」 レミリア「ぐえー…く、くるじい…誰よ?布団の上にのしかかって来てるのは…」 咲夜「お嬢様!!今お助け…」 ずぼっ!! 咲夜「まっ、前がーっ!?」 レミリア「お、おーもーたーいー…」 早苗「一体何を始めるつもりなんでしょう?」 霊夢「ハッ!み、見て!!」 おや?帽子たちが… なんと帽子はキング諏訪子帽になってしまった!! 霊夢「で、でっかくなっちゃった!!」 早苗「あのサイズ…きっと下の人は重さで…」 咲夜「お、お嬢様ー!!」 霊夢「あーもう!あんなのどうしろって言うのよ!」 諏訪子「今度はどしたの…って!!」 霊夢「アンタの帽子でしょ!さっさと何とかしなさいよ!!」 諏訪子「どーしよー?えらいこっちゃー!」 一方その頃 輝夜「めーがーまーわーるーとーめーてー」 順調にすくすくと育っていました 美鈴「はい」 お燐「はいな」 勇儀「ほい来た」 妹紅「…うぷぷ」 勇儀「何だ何だ気持ちの悪い笑い方して?」 妹紅「ふっ…こういうことさ!」 勇儀「がっ!?」 美鈴「上がりですね」 勇儀「ぐぬう…また負けた!」 妹紅「いやあ、ひょっとして私…強い?」 美鈴「強いもなにも、さっきから勝ちっぱなしじゃないですか」 妹紅「私にこんな特技があったとは…オドロキだな」 お燐「とにかく、これで私達の勝利だねー」 妹紅「さあ、勝負は付いたぞ。それじゃ一緒に先に進むぞ」 勇儀「ま、待った!もう一回、もう一回勝負しようっ!」 妹紅「ええー」 勇儀「これ楽しい!な、な!」 妹紅「駄ー目ーだ!」 勇儀「もう一回!もう一回!」 さとり「う〜ん、おかしいわねえ」 文「何か?」 さとり「本当なら鬼が勝って、もーっと面白い展開になるはずだったんだけど…」 文「そうなんですか?これでも十分面白い記事になりそうですけどね」 さとり「誰かに邪魔でもされてる気分よ!」 文「まあまあ、おっ!何やら動きが…」 ???「それじゃ条件付でもう一回だけやろう!」 勇儀「ほ、本当か!流石、話が分かる!!」 ???「但し、負けたら着ているものを貰うよ!」 妹紅「な、えっ!?(だ、誰だ!?勝手な事言ってるのは!!)」 勇儀「着ているものを…か?」 ???「その通り!」 勇儀「う〜ん、確かに私ばっかり無理言っちゃいけないな」 妹紅「おい!今ヘンな事言い出したのはどっちだ!?」 美鈴「私何も言ってないアルヨ」 お燐「どっち…って自分で言い出しておいて何怒ってるの?」 妹紅「あー、お前ら私のせいにするつもりだな」 美鈴「負ける気がしないから無茶言って思い直させようとしたんでしょう?」 お燐「人のせいにするの良くないアルよ」 美鈴「そうそう良くないアル!」 妹紅「お、お前らさてはグルだな…」 お空「ねえ、大丈夫なの?」 妹紅「何だお前か…ハッ!まさかお前が…」 お空「何で私がそんな事…それより勝てるの?負けたら私の事バレちゃうよ?」 妹紅「はぅあっ!」 お空「ねえ、どうするのさ?」 妹紅「こうなった以上何としても勝つしかないだろう」 勇儀「それじゃ始めるよ!」 妹紅「あンたの背中煤だらけにしてやるぜ…」 勇儀「はあ?」 妹紅「さて、私の手札は…うん、悪くない…」 勇儀「今度こそ!」 お燐「はいっ!」 美鈴「ほいっ!」 妹紅「さて…どれを出すかな…あ、れ?何だか目が霞むな…」 美鈴「どうしたんですか?」 勇儀「いきなり長考かい?」 妹紅「いや、大丈夫。ではコレを…」 このとき妹紅に電流走る ???「それじゃないよ、コッチだよ」 妹紅「…ハッ!今、確かに声が…コレを出せと…ええい儘よ!」 美鈴「あ、コッチに回ってきた!ドロー2!」 妹紅「むっ!?こ、これは…!!」 お燐「それじゃ私もー」 妹紅「むむむっ!…まさか…!」 美鈴「どうしたんですか?鬼さんの番ですよ」 勇儀「ぬわー!出せるカードがない!」 美鈴「という事は…」 勇儀「ヤバイなあ…またこんなに一杯になっちゃったよ」 妹紅「…ふう、一瞬ドキッとしたぞ」 美鈴「何の話ですか?」 妹紅「いや、何でもないんだ…(待てよ…逆に考えれば本当の意味で助かった…のか?)」 美鈴「あー、また考え込んでる」 勇儀「実はこのゲーム、高度な思考と戦略が要求されるのか!?」 妹紅「う〜ん…(それに気になるあの声…一体誰が…いや!居るじゃないか!!)」 妹紅「そうか…私は一人で戦ってるんじゃなかったのだな…」 美鈴「またぶつぶつと…大丈夫ですか?」 妹紅「お前さんが助けてくれるなら百人力だぞ!はっはっは!ぬッ!!?」 美鈴「もしもし?独り言ばっかリ言ってないで…」 妹紅「聞こえる…聞こえるぞ!よし来た!山から引けばいいんだな!」 勇儀「何だあ、どれを出すか悩んでたんじゃなかったのかあ?」 妹紅「あれ?(…普通のカードじゃないか?いや、コレはきっと何か裏があるに違いない!)」 お燐「さっきから何だか様子がヘンだと思わない?」 美鈴「そうですよね…さっき呑みすぎたんでしょうか?」 妹紅「勝てる…勝てるぞこの勝負!」 美鈴「うっ…背後から只ならぬ気の流れを感じます…」 お燐「後ろに悪魔の姿が見える気がするよ…」 妹紅「ふふふ…今の私は阿修羅すら凌駕する存在だ!」 美鈴「何だかアブナイですね…」 ペシッ お燐「あんまり刺激しない方が良さそうだねえ」 ペシッ 勇儀「う…うぐぐ…」 妹紅「どうした?お前さんの番だぞ!」 勇儀「あ、ああ!分かってるとも!」 妹紅「何だ何だ?肩が震えてるぞ」 勇儀「ま、負けてしまう…このままでは負けてしまう!」 そして… お燐「やったー!私がいっちば〜ん!」 勇儀「な、何だって!?」 美鈴「やりました!わたしも上がりです!!」 勇儀「そ、そんな!バカな!!」 美鈴「これで二人の一騎打ちですね!わくわく!!」 勇儀「くっ…ゲームには負けたかもしれんが勝負にだけは勝つ!」 美鈴「最下位だけは免れたいですねーニヤニヤ」 妹紅「…あれっ?」 美鈴「どうかしましたか?」 妹紅「何だか長い夢を見ていたような…全く、誰かに意識を乗っ取られてた気分だよ…」 勇儀「さあ!アンタの番だ!早く出しな!!」 妹紅「はいはい…こ、これは!!」 勇儀「なっ!?ま、まさか…」 妹紅「…そのまさかのようだ!」 美鈴「わあ!上がりですね!!」 勇儀「う、嘘だッ!!」 妹紅「いやあ、また勝っちゃったよ」 美鈴「正確にはドベじゃなかった、ですよね」 妹紅「大局的に見れば同じ事だよ」 さとり「あら、お見事」 美鈴「しかし、もこさんも人が悪い!」 妹紅「はい?」 美鈴「本当は余裕だったんでしょう?コノコノ!」 妹紅「いやあ、まぐれってヤツだよ」 勇儀「…ま、また負けた…」 妹紅「まあ、勝負は時の運。コレぐらいで凹むなよう」 勇儀「ぐぐう…悔しー!」 妹紅「さあ、それじゃ一緒に来てもら…はぅあッ!?」 勇儀「わかってるよ、脱ぐよ!今すぐ脱ぐよ!!」 お燐「Y・U・G!Y・U・G!」 妹紅「ぬあー!ちょ、ちょっとタンマ!」 勇儀「えいっ!」 妹紅「はぅぁっ!!」 |