![]() 赤萃香「此処デ妹紅ヲ待ッテルッテ別レタカラ、確カニコノ辺ニ居ルハズナンダケドナア…」 さて、その黒萃香はというと、妹様の開けた穴の陰にコッソリ隠れているようです。 赤萃香「オーイ!迷子ノ迷子ノ黒チャンヤーイ」 ![]() 黒萃香「…今、誰かに呼ばれた気がしたんだけど…気のせいかよう…?」 赤萃香「オーイ!オーイ!」 黒萃香「やっぱり!誰だか知らねえが、この帽子の秘密を嗅ぎ付けてきやがったに違えねえよう!」 ![]() 黒萃香「こうしちゃいられねえやい!」 ゴソゴソ 黒萃香「コイツとコイツと…後コレも…」 ![]() 黒萃香「ええっと何か入れ物入れ物…そうだ!」 ゴロン 黒萃香「このケロぼうずの帽子に全部突っ込んで、と…」 ![]() 黒萃香「最後にアッシが乗り込んで…準備おっけい!さあ、見つかる前に逃げるんだよう!」 しーん… 黒萃香「このっ…昨日みたいに飛べ!飛んでくれよう!」 フワー ![]() 黒萃香「よっしゃあ、やれば出来るじゃねえかよう!」 赤萃香「アッー!黒チャン見ッケタ!」 黒萃香「おおう、そこに居るのは赤の字じゃねえかよう!こんな所で一体どうしたんでい?」 ![]() 赤萃香「話ハ全部ケロチャンカラ聞イタヨ!ソレニネ、モウミンナ終ワッタンダヨ」 黒萃香「終わったってぇと、何だ。玉を集めてた奴が…」 赤萃香「ソウ、犯人ハ捕マッテ事件ハ解決。一件落着ナンダ」 ![]() 赤萃香「ダカラ今、皆ヲ集メテ回ッテイルトコロナンダ」 黒萃香「そうだったのかよう…それじゃアッシの御役目もコレで終わりかあ」 赤萃香「ホラ、ソンナトコロニ居ナイデ早ク降リテオイデヨ」 黒萃香「おうよ!…あれ?こっちかよう?」 ![]() 赤萃香「ドウカシタノ?」 黒萃香「…それが、さっきは無我夢中で飛び出したんだけど…降り方が分からないんだよう…」 赤萃香「エエー」 黒萃香「何かいっぺえぼっちが付いてるんだけどちんぷんかんぷんだよう…」 赤萃香「アア、サッキ似タ様ナ事ガアッタケド、適当ニ押シタラ何トカナッタヨ!」 黒萃香「よっしゃぁ!それじゃせっかくだからこの赤いぼっちを押してみるぜ!」 ![]() ??「アァ〜ン…」 黒萃香「ありゃあ?何も起こらねえよう?それじゃこっちかな?」 ポチッ… ??「アッふ〜ン…」 赤萃香「ウワッ!ナニ色ッポイ声ダシテルノサ?」 黒萃香「はて?アッシは何も言ってねえよう?」 ![]() 帽子「あっ…うぅン…」 黒萃香「あっ、分かった!このケロ坊主の帽子の声に違えねえよう!」 赤萃香「マタマタ、ソンナ事言ッテ誤魔化サナクテモ…第一帽子ガ喋ルワケナイジャナイサ」 黒萃香「でも昨日は喋ったんだよう!信じてく…うひょう!ちべたい!!」 赤萃香「ド、ドウシタノ!?」 黒萃香「液体が!何か垂れて来たんだよう!」 ![]() 赤萃香「ウワァ…何ダカ此処カラ見テモヌレヌレニナッテキタネ…」 黒萃香「ありゃあ?何か棒状の突起物が出っ張ってきたよう?」 赤萃香「分カッタ、ソレハキット操縦桿ダ!」 ![]() 黒萃香「なるほど、そいじゃコイツで下に降りるんだよう」 がちゃがちゃ… 帽子「アッーアッ…あウン…アアーッ…」 黒萃香「おかしいなあ…思ったとおりに動かせない上に、何だかさっきより声が荒れてきた気が…」 ![]() 黒萃香「こうか?それともこう?そりゃそりゃ」 帽子「ぅんん…あっ、あっ、あっ…」 赤萃香「ウワー!底ニ穴ガ開イテキタヨ!」 黒萃香「穴?こっちには貫通してないみたいだよう?」 赤萃香「…穴ノ周リガ光リ始メタ!」 ![]() 黒萃香「うわぉ!操縦桿がデュアルショック!」 帽子「あーーーー…」 赤萃香「何ダカ嫌ナ予感ガ…」 ![]() 帽子「うーーーーーー!!」 赤萃香「ワア!危ナイ!」 黒萃香「ど、どこへいくんだよう!?誰か止めてくれよう〜!!」 ![]() 赤萃香「…行ッテシマッタ……」 帽子はビームと中に入ってた物を撒き散らしながら彼方へと飛び去っていきました… 赤萃香「折角合流出来タト思ッタノニ…アヤヤ?コレハ…」 ![]() 赤萃香「誰ノパンツダロウ…?匂イデワカルカナ?」 ???「見つけた…」 赤萃香はパンツに夢中で気が付かない! 赤萃香「ウーン、コレハドウヤラ妹紅ノパンツノヤウダ…」 ![]() 赤萃香「ダウヤラコレヲ装備出来ルノハ妹紅ノヤウダ。モシ店屋ニ売レバ50000…」 ???「おっと、そこまでですよ」 赤萃香「ウワッ!ダ、誰ダ!?返セ!!」 ![]() 警官A「駄目ですよ。他人のものを勝手に売ったりしちゃいけませんよ」 赤萃香「ドキーン!ア、アレハソノ…」 警官A「アレ?いやコレの…スーハー…話ですが…」 赤萃香「ッテ言ウカドチラサマデスカ?」 ![]() 警官A「ハッ、私は先ほどの現場に居合わせた一警官であります!」 赤萃香「アア、アソコニ居タンダ…」 警官A「お勤め、お疲れ様であります!」 赤萃香「イヤ、私ハ別ニ…ソレニ事件ハ解決シタジャナイカ」 ![]() 警官A「そうでしたね。コレも職業病って奴ですかね」 赤萃香「真面目ナ人ダナア」 警官A「それはさておき…先ほど誰かとお話されていたようですが…」 赤萃香「黒チャンノ事ダネ…実ハサッキマデ此処ニ居タンダケドネ…」 ![]() 警官A「さっきまで…とは?」 赤萃香「良ク分カラナイケド、ドッカ飛ンデッチャッタンダ」 警官A「そ、そうなんですか!?それで帽子は!?」 赤萃香「帽子?ソノケロチャンノ帽子デ飛ンデッチャッタンダヨ」 警官A「そ、そんな…(何て事…もはや一刻の猶予もないというのに)」 ![]() 赤萃香「デモ大丈夫!今カラ連絡ヲトッテドコニ居ルカ聞イテミルヨ」 警官A「分かりました…(…こうなったらこの子の分だけでも先に…)」 赤萃香「ハッ!ホッ!アーアー、応答ネガイマス…」 ![]() ???「本当にこちらであってるんですか?」 ???「大丈夫だって、ほらこの辺りは地面が湿ってるでしょう」 警官A「(誰か来たッ!?)」 ![]() 諏訪子「しばらく雨も降ってないのに濡れてるのは訳があるんだよ」 Lティ「はぁ、そ、そうなんですか…」 諏訪子「ほら、あったあった!あの穴だよ!」 Lティ「ふぅ、疲れましたぁ…」 ![]() 赤萃香「オカシイナア…返事ガナイゾ?気絶デモシテルンダロウカ…」 諏訪子「あっ!見つけた!!」 赤萃香「エッ!?…アレ?何デココニ居ルノ?」 ![]() 諏訪子「何で?じゃないよ!神社をあんなにしておいて!」 赤萃香「アア…ソウイエバスッカリ忘レテタヨ」 諏訪子「後でアイツと一緒にちゃぁ〜んと直してもらうからね!」 赤萃香「ゴメンネ…ッテイウカ私ハ別ニ悪クナイヨウナ気ガ…」 ![]() Lティ「おやあ?あなたは…何でこんな所に居るんです?」 警官A「…あ、お、お疲れ様です!」 Lティ「う〜ん…あっ!もしかして貴方…」 ![]() 警官A「(マズイ!疑われてるっ?…こうなったら下手に勘ぐられるよりは…)流石はLティさんですね」 Lティ「やっぱり!何だ貴方でしたか。それならそうと言ってくれれば良かったのに」 警官A「ふふ…目立たないようにと頼まれたのは貴方じゃないですか」 Lティ「敵を欺くには何とやらですね」 ![]() Lティ「それにしても、なんともあっけない幕引きでしたね」 警官A「ええ、これで私達も肩の荷が降りた気分ですよ」 Lティ「全くです。それで此処では何を?」 警官A「心配ないと思いますが一応、玉の監視を最後まで続けようかと…」 Lティ「あ!そうですよね…まだ気は抜けませんね」 ![]() 諏訪子「…ふむふむ、それでどうなったの?」 赤萃香「デ、オラハ見タダ。帽子ノ天辺サ開イテビカーッテナッタダヨ」 諏訪子「って事は、玉とチビっ娘は帽子と一緒にどっか飛んでったっていう事だね」 赤萃香「イエース!」 諏訪子「さっきのはやっぱりそうだったのか…」 ![]() 赤萃香「トコロデアレハ何ダッタノ?」 諏訪子「な、何って…それは、その、アレだ…えーっとね…」 赤萃香「何ソンナニ慌テテルノサ?」 ![]() 諏訪子「もう、女の子の口からそんな事言わせる気!?」 赤萃香「ハァ?」 諏訪子「べ、別に帽子に飛ばしてあった分霊の感覚が残っていたとかぐりぐりされて気持ちよかったとか…」 赤萃香「感覚ヲ共有シテイタノ?」 諏訪子「ばっ…!だからイッてないってば!!」 赤萃香「???説明ガ良ク分カラナイヨ…」 諏訪子「ごほん…取り乱しました。…まあね、大人になったら分かるよ、うん」 ![]() Lティ「それで、そちらは?会えなかったんですか?」 赤萃香「ソレガ変ナ事ニナッチャッテネエ…」 Lティ「では玉はここには無いんですね」 赤萃香「玉?ソウイエバ色々撒キ散ラシテ行ッタケド…」 ![]() Lティ「どれどれ…本当だ」 赤萃香「ウーン、ドウヤラ服シカ落トシテナイミタイダネ」 諏訪子「おーっ!私のおべべ見っけ!」 Lティ「良かったですね」 諏訪子「それじゃ早速着替えよっと」 ![]() 赤萃香「ソレジャソノ間モウ一回連絡ヲ取リ直シテミルヨ」 Lティ「そうですか…何事も無ければ良いのですが…」 警官A「がんばって下さい」 ![]() 諏訪子「ぅおーい!誰か!誰か居らぬか!?」 Lティ「ど、どうしたんです一体!?」 諏訪子「あ、頭が引っ掛かった!誰かなんとかしてぇ!」 ![]() Lティ「だ、大丈夫ですか!?」 諏訪子「いやあ、服も小っちゃくなってる事をすっかり忘れてたよ」 Lティ「そ、そうですね…あは、あはは…」 ![]() 諏訪子「やっぱりこの服が一番落ち着くやねえ」 Lティ「よくお似合いですよ」 警官A「この状況はあんまり良くないわね…今のうちにコッソリ逃げて次の手を考えるか…」 ![]() Lティ「あッ!」 警官A「えっ!あ、いやその、別に何でも無…」 Lティ「いえ…後ろ…」 警官A「後ろ?」 ![]() チルノ「わはははは!とうとう見つけたぞ!」 警官A「しょ、署長…!?」 Lティ「チルノ警部じゃないですか!一体何でこんな所に…?」 ![]() チルノ「全く手こずらせやがって!さあ、観念するんだな!」 Lティ「け、警部?何をそんなに興奮されてるんですか…」 チルノ「むっ、Lか。アンタは引っ込んでて!」 ![]() チルノ「私が用があるのはそこのそいつ!」 警官A「わ、私ですか!?」 チルノ「そうだよ!お前だ、お前!!」 ![]() 警官A「…い、一体何の用でしょうか?(ま、まさかコイツ私の正体に…?)」 チルノ「素直に謝れば大目に見てやろうと思ったけど…」 Lティ「ちょ、ちょっと待ってください!彼女が一体何をしたと…」 ![]() チルノ「何って…?そんなの決まってるじゃないか。こんな所で油を売って…」 警官A「は?」 チルノ「は?じゃないよ!私がこんなに苦労して大事件を追ってるというのにこんな所でぶらぶらと…」 警官A「はぁ…す、すみません…(何だ…部下がサボってるから怒ってるだけみたいね…)」 ![]() チルノ「何だその気の無い返事は!そんな事では困るよ、君!」 Lティ「まあまあ…良いじゃありませんか」 チルノ「良くないよ!捜査もいよいよ大詰めだと言うの…あっ!そういえば現場へ向かうの忘れてた!」 ![]() Lティ「現場…?そうそう、朗報ですよ」 チルノ「こうしちゃ居られない。急いで…って何?良い話?」 Lティ「ええ、事件は解決です。もう全部終わったんですよ」 チルノ「な、何だってー!」 豆幽々子「(えええっ!?)」 ![]() チルノ「解決って?本当に!?」 Lティ「ええ、犯人の拘束に成功しました。それに行方不明だった被害者も無事保護しましたし…」 チルノ「そ、そうなんだ…」 ![]() Lティ「おや、あんまり嬉しそうじゃありませんね…?」 チルノ「そんな事は無いけど…出番が…活躍が…それで、犯人は誰だったの?」 Lティ「はい、主犯は八雲紫でした」 豆幽々子「ギュウ(ふむ、どうやら魔理沙たちだけで何とかなったみたいね…)」 |